歯ならび・かみ合わせに食事の姿勢が大切な理由

◼️子供の頃に注意されたあれこれ・・・

  • 「正座をして背筋を伸ばして食べましょう」
  • 「食器を持って食べましょう」
  • 「机とお腹はこぶし一つ分あけましょう」

などなど、子供のころ、ご飯の食べ方に関わる注意をされたご経験をお持ちの方も多いと思います。

当時はうるさく聞こえたものですが、実は口周りの健全な発育にとても大切なヒントが含まれています。

◼️正座をして背筋を伸ばしましょう

 椅子を使わない生活が基本だった昔は、正座をすることで体が安定し、背筋が伸びた良い姿勢を取りやすくなっていたのです。

椅子生活が基本になった現状に合わせると「身長やテーブルにあった椅子にきちんと背筋を伸ばして座りましょう」となります。

スポーツにフォームがあるのと同じで、食事中もきちんとしたフォーム(姿勢)をとることで上下のあごの位置が安定する、唇や舌を正しく使う習慣がつく、など良いことがたくさんあります。

◼️食器を持って食べましょう

これもマナーの問題だけではありません。

利き手にお箸・フォークを、もう片方の手に食器を持つことで、左右の手を均等に使うので、体が左右どちらか一方に傾いてしまうことを防いでくれます。

体の傾きがなくなると、食事中の噛む回数が左右で極端に違うなどの、偏った食べ方をしにくくなります。

その結果、上下で歯の中心がずれる、専門用語で「正中のズレ」と呼ばれる症状を防ぐことができるので、一度気にしてみていただければと思います。

◼️机とお腹はこぶし一つ分あけましょう

机との距離が開きすぎていると食事をとるために体が過度に前のめりになったり、逆に近すぎると変に顔だけが下を向いて首の角度が本来あるべき角度からズレてしまいます。

体や顔の前後のズレていると、傾きも受け口や出っ歯などのよくない歯並び・かみ合わせにつながる可能性が高まります。

体や顔の前後のズレや傾きを整える意味合いで「机とお腹はこぶし一つ分あける」は気にしていただけるとよいと思います。

◼️食事は大事な運動・・・では「正しいフォーム」は?

あまり注意しすぎて、食事自体が嫌になってしまうのは本末転倒・・・ですが、すこしだけ上記のポイントを意識していただけると、口周りの健全な発育の助けになってくれるはずです。
お子さんにとって、食事、噛むことは大事な運動です。運動だからこそ正しいフォームがあります。簡単に説明しますと・・・



 


STEP 1 前歯でかじる
口の中に食べ物を詰め込みすぎると、歯並びが乱れるので
前歯でかじることが大事です。かじることで適量が口の中に入ります。




STEP 2 左右どちらか片側の奥歯で「すり潰すように噛む」
人間本来の噛み方なので、歯と顎への負担が少なく成長にも良いです。



STEP3
すり潰した塊を舌を使って、まとめて(一回で)飲み込む。
飲み込むというのは顎と舌が関係する運動です。
舌が上顎を刺激してくれるので、上顎の成長が促進され、歯が並ぶスペースができやすくなり、歯並びが整うようになります。

の3STEPです

これがしやすい食べ物の特性を考えると・・・

  1. 適量を前歯でかじり取る=ある程度の大きさが必要
  2. すりつぶすように噛める=硬すぎず、柔らかすぎずのしなやかさが必要
  3. まとめられる=繊維質がふくまれていた方がいい

となります

◼️実は怖い、グミ・ガム。硬いもの=歯にいいは間違い

「歯にいい」をうたい文句にしたグミ・ガムは、昔からあります。
これらの商品は子供の歯やあごにとって、明らかに硬すぎます。
硬いから力を入れて嚙む、そうするとあご周りの筋肉が発達しすぎてしまい、エラが張った顔つきになるだけではなく、筋力が付きすぎてしまうので、歯ぎしりの原因にもなります。

「硬いもので歯や顎を育てる」はわかりやすい理屈ではありますが、デメリットを隠している説明です。

また、特にグミは子供がいい食べ方を学ぶには小さすぎますし、噛むとバラバラになってしまい、複数回ポロポロと飲み込むことになる、という点でもお勧めできません。
同様の理屈で、パリパリ・サクサク食感のスナック菓子もダメなおやつです。

◼️ドライフルーツはいいおやつだが、市販品の大部分は不適切・・・だから

  1. 適量を前歯でかじり取る=ある程度の大きさが必要
  2. すりつぶすように噛める=硬すぎず、柔らかすぎずのしなやかさが必要
  3. まとめられる=繊維質がふくまれていた方がいい

これらの条件を満たしてくれるのが、ドライフルーツです。

自然由来の物で健康的ですし、果物本来の栄養素、特に食物繊維、ビタミンやミネラルも豊富に含みます。

ただし、一般的に販売されているドライフルーツの多くは多量の砂糖が使用されていたり、水分量を減らし、カリカリ、パリパリにした物です。

保存食として長く美味しく食べられるという観点では正しいでしょうが、
子どもの食べるおやつとしてはまだまだ不適切と言えます。

 

◼️小児歯科医、ドライフルーツを作る

①   砂糖不使用として、虫歯のリスクを減少させる。
②   適度な硬さや繊維の残り方によって、子供が自然に理想的な食べ方を学び、顎や歯並びがうまく成長発育する。 

この二点に留意した、「歯、ならび顎にいいことがある」おやつとして、ドライフルーツを自分たちの手で作ることにしました。

子供の歯と口周りにちょうどいいしなやかさをどう作り込むか、他のドライフルーツがあまりケアしていない安全性をどう高めていくか、そして毎日お子さんが食べても飽きない美味しさをどう担保するか、開発は難航し、3年の月日と数十回の試作を経てついに「Sodachi歯科ドライフルーツ りんご」が完成しました。



そんなこだわりの詰まった

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ぜひご賞味ください


◼️子供の歯、ならび顎に嬉しい4つのポイント

①口のなかに入れるとき

一口で食べられないよう、お子さんの口の横幅より大きくなる輪切りとしました。噛みちぎる動作と、口の中に入れる適量が学べるようになっています。




②かむとき

「しなやかさ」により、強すぎず弱すぎずの「ちょうどいい強さの噛む力」が自然と身につくことを狙いました。



③飲み込むとき

あえて皮をつけることで。繊維質が口の中で展開され、噛んだりんごが自然にまとまります。このまとまったボールを飲み込むことで、正しい飲み込み方も意識せずとも、身につくように作ってあります。



④虫歯になりにくい、砂糖不使用

歯磨きで簡単に糖分が落とせるように検討しつくした食物繊維量
子供の歯と顎の専門家、小児歯科医師・歯科医師だからこそ開発できた商品だと自負しています。



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